高市政権の「高圧経済政策」が地方銀行を救う|日本再起の鍵は地域金融
―「日本の再起」に向けて、地方銀行が果たすべき新たな役割―
高市政権の「日本再起」宣言と高圧経済政策
令和7年10月24日、高市新首相が所信表明演説で述べた冒頭の言葉――
「日本の再起を目指す」 この一文に強く共感します。
高市政権は、積極的な財政出動を軸に経済を押し上げる**「高圧経済政策」**を取ると見られます。
これは、インフレ率を上回る経済成長を目指し、賃金上昇と経済の好循環を生み出す「経済優先の政策運営」です。
一方で、深刻なのが人口減少による働き手不足です。経済が拡大すればするほど、人材確保の難しさは増します。
この「人が足りない日本」で、どうやって成長を支えるのか。そこにこそ、地方と地方銀行の再起のカギがあります。
新しい働き方への転換が生産性を決める
コロナ禍でテレワークが広がり、日本の働き方は大きく変わり始めました。
しかし、多くの企業ではいまだに昭和型の「机を並べて働く」「マンパワー頼み」のスタイルが残っています。
これからの時代、
- AI・ロボティクスに任せられる業務は任せる
- 人間にしかできない仕事(企画・人との関係構築・信頼形成)に集中する
という発想の転換が不可欠です。
つまり、**「人を減らさずに生産性を上げる」**のではなく、
**「人の力を本質的な価値創造に振り向ける」**時代なのです。
高市政権の成長戦略は「地方活性化」で完成する
高市首相は所信表明で、幕末の思想家・吉田松陰の言葉を引用しました。
「事を論ずるには、当に己れの地、己れの身より見を起こすべし、乃ち着実と為す」
(天下国家のことを論じるには、自分の暮らす地域・立場から考えるべきである)
この言葉は、**「地方の活力こそ日本再起の原動力である」**というメッセージを象徴しています。
そして、地方の潜在力を最大限に引き出す存在こそが、地方銀行です。
地方銀行の使命:地域企業の生産性を高める
これからの地方銀行には、資金供給だけでなく、
**「課題解決の伴走者」**としての役割が求められます。
地方の中小企業の多くは、経営人材やネットワーク力が不足しています。
地方銀行はその企業に最も近い立場で、経営課題解決・販路拡大・人材確保を支援できます。
しかし現状では、証券や保険の販売、住宅ローンや事務処理など「日常業務」に時間を奪われ、
お客様の本質的課題に十分アプローチできていない銀行も多い。
この状態を脱しない限り、新しい収益機会を逃し続けることになります。
結果として、地方銀行のPBR(株価純資産倍率)1割れという構造的問題も解消されません。
地方銀行が「課題解決プレイヤー」になる新収益モデル
AIやRPA(業務自動化)を活用し、事務作業や分析業務を軽減すれば、既存業務の50%は省力化できます。
省力化であいた時間を、
- 企業の課題解決プロジェクトへの参加
- 専門業者・人材の紹介
- ビジネスマッチングの実行
に振り向けるのです。
単なる紹介料やスポット収益ではなく、
「企業の成長によって生まれる付加価値を共有する」継続的モデルに転換することで、銀行も地域企業もWin-Winの関係を築けます。
このような成功事例が200件、300件と地域に広がれば、その地方銀行は地域社会から不可欠な存在として支持されるはずです。
今こそ「レガシー」から脱却するチャンス
高市政権下のマクロ経済環境は、地方銀行にとって大きな追い風です。
この好機を逃すと、再び「低成長と人手不足の二重苦」に戻りかねません。
古いシステム・古い発想・古い会議文化から脱却し、
**「地域課題の解決 × 資金供給」**を両輪とした新しい銀行経営へ。
地方銀行には、
- 顧客ネットワーク
- 人材(行員)
- 資金供給基盤
という3つの強力な資産があります。
それらをこれまでとは違う発想で活かすことこそが、
これからの地方銀行の「再起」と「成長」の道です。
地方銀行が「日本再起」の主役になる
経済は上向く。しかし、人が足りない。
この矛盾を解く鍵を握るのは、地域を知り尽くした地方銀行である。
高市政権が掲げる「日本再起」の実現には、
地方の現場が動くことが不可欠です。
地域企業の課題解決に踏み込み、
「金融機関」から「地域創造機関」へ――。
地方銀行が変われば、日本経済は必ず再び立ち上がります。
今こそ、その第一歩を踏み出す時です。
🗂藤堂敏明ブログ・カテゴリー別インデックス全31記事をテーマ別にまとめています。
👉インデックスページはこちら
★関連ブログ