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地方銀行の経営は、地域経済と切っても切れない関係性があります。地域経済にとって、今一番大きな課題は少子高齢化に伴う人口減少で、生産年齢人口の減少がいっそう進んで働き手が少なくなることと、それに伴う地域の消費が落ち込み、地域の経済は停滞していく可能性が非常に高いことです。生産年齢人口に該当する15歳から65歳の年齢層は、消費意欲が高く活発な経済活動を行う集団です。この層が少なくなると地域経済が停滞するのです。

お客様の商材(コンテンツ)と他のお客の商材(コンテンツ)を組み合わせていくことで、何パターンものプロジェクトを作ることができます。地域金融機関の社員さんが関わるお客様の商材(コンテンツ)は無尽蔵にあります。関わる取引先も地域の中にいくらでもあります。

地域金融機関は、デジタル化、ペーパーレス化の名のもとに、今まであった書類を電子化する流れにあります。従来の紙でしていた業務が電子化されているだけで、稟議決済であったり、企画の決済が電子決済化されただけなのです。書類が電子化されたことで、業務の時間的な効率化と紙を使わないことによる経費の削減が行われているだけに過ぎません。銀行の行っているDXは、銀行内部の書類のデジタル化を行っているだけで、お客様に対するサービス価値提供上では、DXは行われていないのが現実です。